11月の寺報更新です。
今回のテーマは「思考と妄想」です。
どうも、あれやこれやと思考好きの野村泰弘です。
世の中には良くも悪くも、すごい思考をする人が沢山いますよね。
ノーベル賞を受賞した人の論文書を素人が読んでも分かりません。
何が凄くてノーベル賞をとれたのかな?と思うくらいです。
また、犯罪者の事件後の供述を聞いても、なんでそこまでする必要が
あったのか? 疑問が残る事件も沢山ありますね。
人物は違えど、同じ人間の脳内から生まれてくる思考の結果が
1つはノーベル賞、もう1つは犯罪、思考の結果が人間の結末を
大きく左右します。
この「思考」という人間の持つ能力は不安定なモノです。
お経の中には「全ての罪は妄想から生じる」と書いてあります。
つまり「ありもしないこと」を妄想し、人間は勘違いをして、
人を憎み、妬み、罵るなどの非道に走ってしまうというのです。
脳を良く使えば、人を救う画期的なアイデアが出る一方で、
悪く働けば、人を傷つけてしまいます。
不安定な心に自分を支配されないように、「妄想」するのではなく、
現実を見た上で日々の自分と向き合っていく「思考」が必要ですね。