10月の寺報を更新いたしました。
今回のテーマは「キツネの嫁入り」です。
よろしければ、お読みくださいませ。
どうも、狐に化かされたことのない野村泰弘です。
晴れているのに雨が降ると「キツネの嫁入り」と言いますよね。
そもそもなぜキツネが嫁に行くと雨が降るのかは分かりませんが、
晴れているのに雨が降るという奇瑞をキツネに化かされていると人間が
思ったのでしょうか?調べてみると哀しい話が出てきました。
むかし、むかし、雨が全く降らない村があり、キツネを生贄にして、
雨を降らせようとしました。そこで、キツネを捕まえる為に、
村1番の色男をキツネの娘の元に送り、嫁入りさせようとしました。
キツネを村に連れて行く道中、男がキツネの娘をかわいそうの思い
「罠だから逃げろ」と言いますが、男を気にいっていたキツネは
「いいんです」と人間の姿に化けて嫁入りをして、
村人に生贄にされてしまうのです。その後大粒の雨が村に降ったこと
からキツネの嫁入りという様になったそうです。
ちなみに海外でも似た話があり、「ジャカルの嫁入り」
「ネズミの嫁入り」「虎の嫁入り」など色んな動物が嫁に行きます。
色んな伝説を調べてみると面白いですが、人間の勝手な都合で
生き物・自然を傷つけることは今も昔もいけないことですよね。